ジャンパーの対象となる商品は、かつてはビール商品だけだったそうです。ただ、最近ではスピリッツや清涼飲料でも制作することがあるとのこと。制作を検討するのはブランド担当の事業部です。新たな定番商品として見込むものや、大きなリニューアル活動を予定する商品が対象になります。同じ商品で複数回、ジャンパーを制作することもあるそうです。
例えば、同社の代表的な商品「ザ・プレミアム・モルツ」では、2012年に製品のリブランドと合わせて新たなジャンパーを制作しました。「うまさに本物の輝きがある」というキャッチコピーに合わせ、クリスタルビーズを使用したジャンパーにリニューアルしたそうです。こうした色やデザインも、事業部が決めています。
ジャンパーの数は、1商品につき2000〜4000着ほど。1カ月ほどかけて、制作していきます。制作したジャンパーは、小売店の営業担当が店頭や商談の際に着るだけでなく、社内でも着用されています。事業部のブランド担当が、ジャンパーの商品に関する会議やプレゼンをする際に着用するそうです。また、ジャンパーは経営層にも配布しており、社内会議で着ることもあるとか。
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