匿名で利用可能なSNSの普及により、オンライン上での誹謗中傷が後を絶たない状況にある昨今。働き方に関する調査機関「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)が実施した調査によると、全体の76.5%が誹謗中傷に「気を付けている」としつつ、匿名環境での制御は「困難だと思う」と回答した人が75.3%いることが分かった。
誹謗中傷に「気を付けている」と回答した人の内訳は「とても気を付けている」が26.8%、「気を付けている」が31.4%、「どちらかといえば気を付けている」が18.3%だった。誹謗中傷の制御が「匿名では困難だと思う」と回答した75.3%の人の内訳は「とても思う」が28.3%、「思う」が26.5%、「どちらかといえば思う」が20.5%となっている。
SNSでの行動を5つのレベルに分け、誹謗中傷だと思うか聞くと、最も多かったのは「レベル1:批判に対して受け手の存在を考えずに何気なく反応」で32.6%だった。同回答者に自身でレベル1の行動をしたことがあるか聞くと、したと「思う」は40.6%となり、内訳は「とても思う」が10.4%、「思う」が10.1%、「どちらかといえば思う」が20.1%だった。
「誹謗中傷をしたと思う」理由で最も多いのは「憂さ晴らし」で19.8%。次いで「匿名性による罪悪感の希薄」が19.2%、「集団(2人以上)による罪悪感の希薄」が18.4%だった。同回答者に加害と仕事のストレスの関係有無を聞くと「関係していた派」が52.4%と過半数を占めた。
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