満足度が高い自動車保険 3位「チューリッヒ」、2位「セゾン自動車火災」、1位は？（2/2 ページ）

[コネムラメグミ，ITmedia]

保険会社の選定理由は？

　代理店系とダイレクト系では、保険会社の選定理由に大きな違いがあった。代理店系の選定理由1位は「契約手続きがしやすい」（18％）で、2位は「事故対応がよさそうだから／よかったから」「代理店に勧められた」（各17％）、4位は「家族や友人とのお付き合い」「変更するのが面倒だった」（各14％）だった。

保険会社選定理由

　一方、ダイレクト系の選定理由1位は「保険料が安い」（65％）だった。2位以下は「契約手続きがしやすい」（31％）、「自分に合った補償内容／商品がある」（26％）、「補償内容／商品が充実している」（21％）、「見積りや情報が入手しやすい」（16％）と続いた。

　代理店系では受身・消極的な理由が目立った一方、ダイレクト系では「保険料が安い」が上位を占めた。過去5年の調査を振り返っても結果に差は見られず、自動車保険の選ばれ方はあまり変化がないことが分かった。

ダイレクト系への切り替え理由に変化が

　保険会社の切り替え理由には変化があった。代理店系からダイレクト系へ切り替えた理由のトップは「保険料が安い」（60％）だったが、前年（76％）から16ポイント減少した。一方「評判がよい」（25％、9ポイント増）と「補償内容／商品が充実している」（27％、8ポイント増）が増加した。

代理店系からダイレクト系への切替え理由

　また、自動車保険選定時に「補償内容の充実度合い」と「保険料の安さ」のどちらを重視しているか聞いたところ、代理店系からダイレクト系へ切り替えた人で「補償内容の充実度合いを重視」と答えた割合が前年から8ポイント増加。保険料の安さよりも、補償内容の充実度合いを重視する姿勢が強まっていることがうかがえた。

　調査は自動車保険（任意保険）の契約をしている18〜99歳を対象に、7月下旬にインターネットで実施した。調査回答者数は3941人。