同社広報担当者によれば、ヒーターウェアの売り上げは毎年好調で、右肩上がりに推移しているという。年々生産数を増やしているが、それでもシーズン終盤にはほとんど売り切れる定番製品に成長した。
ヒーターウェアは発売当初、同社製品の中では高価格だったため、寒い中働く外仕事の職人しか購入しないだろうと考えていたという。「ところがいざ発売してみると、バイク、釣り、ゴルフなど、趣味に使用するために購入する方が多かったのが想定外でした」(同社広報担当者)
今年の購買層を見るとメインは男性客(職人)だが、寒くなる前に女性が購入するケースも目立っているという。「年代も20〜60代と幅広く、家の中ではエアコンを使わないよう節電のために着用する、外ではガーデニングやアウトドアで使用する人が増えています」(同社広報担当者)
また、マルチパッドやブランケットといった「着る」以外の商品も人気だ。前述のような節電目的だけでなく、子どものスポーツ観戦のため、外に長時間いなければならない親が全身をヒーターウェアでそろえるケースも多いという。
同社広報担当者は、“着るこたつ”ことヒーターウェアについて「機能性は消費者に認知していただけたのではないか」と自信を見せ、今後重視すべきは「デザイン性」だと話す。「もちろん質は落としませんがあえて機能性を隠し、まずはデザインを見て購入していただけるような商品を展開していきたいと考えています。使用している中で『こんなにいい機能がついていたのか』と思っていただけるような商品を目指します」
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