米Tesla(テスラ)は日本時間の12月1日、電動ピックアップトラック「CYBERTRUCK(サイバートラック)」の納車を開始した。グレードは3種類で、価格は基本モデル(後輪駆動モデル)が6万900米ドル(約900万円)、全輪駆動モデルが7万9990米ドル(約1185万円)、最上位モデル「サイバービースト」が9万9990米ドル(約1480万円)。
サイバートラックは、自動車のメカニカルアーキテクチャと生産方法を根本から見直すことで、強固なボディーと高い加速性能を実現したピックアップトラック型のEV(電気自動車)。発売から納車まで4年の歳月を費やし、イーロン・マスクCEOは決算説明会の中でこの車の量産の難しさを「自分で自分の墓穴を掘るようなもの」と比喩していたこともある。
ステンレス鋼の外骨格ボディ、アーマーガラス、オールテレインタイヤを採用し、耐久性と同時にあらゆる路面状況に適応可能。約4990キロの牽引力はアフリカ象を引っ張れるほどの力を誇るという。
歴代のスポーツシーンをけん引している名車「ポルシェ911」よりも速い加速性能があり、最高速度は時速209キロ。わずか2.7秒で時速100キロまで到達する。新たに採用したステアバイワイヤーとリアステアリングによって、高速走行時も安定し、スポーツカーのようなハンドリングを実現するとしている。
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