小型のタッチスクリーンが付いた時計型ウェアラブル端末のスマートウォッチ。実際に着用している人も多いのではないか。
米Appleが手掛ける「Apple Watch」の認知度は84.7%、所有率は10.9%であることが、モバイル専門のマーケティングリサーチ機関、MMD研究所の調査で分かった。所有率が最も高かったのは20代の男性だった。人々がスマートウォッチを購入する決め手とは。
Apple Watchを「所有している」と回答したのは20代男性が最も多く21.0%。次に20代女性(20.7%)、30代男性(16.2%)と続いた。
メイン利用の通信サービス別で見ると「所有している」と回答した人が最も多かったのは「ahamo」で18.8%。次に「LINEMO」(14.5%)、「povo」(13.3%)と続き、オンライン専用プラン利用者において、所有率が高い傾向が見られた。
Apple Watchを購入する前に感じていた魅力は「スマートフォンの通知を確認できる」が最多で42.9%。次に「iPhoneやiPad、Macとの連携がしやすい」(39.7%)、「健康に関するデータを計測できる」(36.1%)となった。
購入の決め手は「健康に関するデータを計測できる」が最多で15.0%。「iPhoneやiPad、Macとの連携がしやすい」(14.0%)、「スマートフォンの通知を確認できる」(12.1%)が上位となった。
スマートウォッチを購入する際に重視することは何か。Apple Watch購入検討者は「健康に関するデータを計測できる」が最も多く、40.4%に上った。次に「スマートフォンの通知を確認できる」(39.8%)、「一回の充電で長時間利用できる」(38.9%)となった。
一方で、Apple Watch所有者は「スマートフォンの通知を確認できる」が最多回答となり28.7%。続いて「健康に関するデータを計測できる」(23.1%)、「端末のサイズがちょうどよい」(20.3%)となった。
Apple Watchに「興味はあるが、購入を検討していない」とした人は30.9%だった。理由について、最も多い回答は「料金が高いから」で56.0%。「使いこなせるイメージがわかないから」(22.8%)、「使うシーンが想像できないから」(14.6%)と続いた。
調査は11月10〜15日にインターネットで実施。予備調査では18〜69歳の男女1万4471人、本調査ではApple Watch所有者1007人から回答を得た。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング