哺乳瓶のイラストが書かれた木製のベビーケアルーム「mamaro」(ママロ)を商業施設や駅などで見かけることが増えてきた。実際に使ったことがある人もいるかもしれない。
2017年に登場したママロ(価格297万円、設置・撤去費や送料は別途、レンタルは1カ月当たり7万6780円)は、23年11月に国内の導入数が600台を突破した。商業施設やレジャー施設、駅、庁舎、道の駅、公園、神社仏閣など、さまざまな場所に設置されている。
特徴はプライバシーが保たれた鍵付きの個室で、授乳やオムツ替えができること。ソファの他にイスがあるので、上の子どもも一緒に入って、ちょっとした休憩に使えそうだ。
導入する施設側のメリットも多く、工事不要でキャスター付きと利便性が高い。本体にはIoTデバイスが搭載されており、個室内のモニターで映像を流したり、利用データを取得したりできる。
導入実績の増加により、これまでよく分からなかった「授乳室の利用のされ方」が可視化されつつあるという。ママロの開発や販売を手掛けるTrim(トリム、横浜市)社のmamaro営業部 リーダー 東祐太朗氏に、ママロの設置を通じて分かってきたことを取材した。
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