建設業の働き方の課題、「長時間労働」を上回ったのは？（2/2 ページ）

[季原ゆう，ITmedia]

DX推進で取り組んでいること

　DX推進をしていく中でハードルに感じることは「利用者側のスキル不足」（48.0％）、「DX人材不足・リーダーシップの不確実性」（47.0％）、「予算の制約」（46.0％）が上位となった。

DX推進の中でハードルに感じること

　今後具体的に導入や利用を検討しているツールは「電子稟議申請・決裁システム」（49.0％）、「スケジュール管理ツール」（47.0％）、「汎用的なクラウドサービス」（46.0％）、業界特化のクラウドサービス（44.0％）が4割超と多くなった。

今後具体的に導入・利用を検討しているツール

　ツールを導入する際に優先する項目については「自社の事業にあった機能を備えていること」と回答した人が最も多く71.0％だった。

ツールを導入する際に優先する項目

　DX推進で期待する効果は、1位が「労働生産性の改善」（70.0％）、2位が「長時間労働の解消」（58.0％）、3位が「業務の見える化の実現」（42.0％）だった。

DX推進で期待する効果

　調査は12月20〜26日、建設業（土木・建築・両方を含む）に従事していて自社の働き方に課題を感じている企業（従業員数50人以上）の経営者・役員100人を対象に実施した。