住みやすい首都圏の街 ランク外から1位となった駅は?居住ニーズの変化は

» 2024年02月25日 08時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

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 賃貸住宅建設大手の大東建託は2月21日、首都圏版の「借りて住んだ&買って住んだ街の住みここちランキング2023」を発表した。円安や資材価格の高騰で物件価格が上がり、賃貸住宅の平均家賃も上昇している。人々の居住ニーズはどう変化しているのか――。

photo <首都圏版>街の住みここちランキング2023、写真はイメージ(ゲッティイメージズ)

借りて住んだ街(駅)、圏外から1位になったのは?

 「借りて住んだ街(駅)の住みここちランキング」の1位は東京都世田谷区に位置する「松原」となり、偏差値80台の極めて高い評価を得た。昨年はランキング集計対象外だったが、今年は1位に浮上。因子別では「静かさ治安」で1位、「防災」で2位となった。

 2位は東京都港区の「表参道」がランクイン。銀座線・千代田線・半蔵門線の3路線が乗り入れる駅で、因子別では「生活利便性」 で1位、「交通利便性」で2位、「行政サービス」「防災」の2因子で4位の評価を得た。

 3位は東京都中央区の「築地・新富町エリア」(近接駅の築地・東銀座・築地市場・新富町を統合)が続いた。因子別では「親しみやすさ」で2位、「交通利便性」で3位。その他、トップ10の駅のうち、東京23区に位置する駅が9駅ランクインした。

photo 借りて住んだ街(駅)の住みここちランキング(大東建託調べ)

 「借りて住んだ街(自治体)の住みここちランキング」の1位は2年連続で「東京都中央区」となった。因子別では「交通利便性」「親しみやすさ」の両因子で1位、「生活利便性」で2位の評価を獲得した。

 2位も2年連続で「東京都文京区」がランクイン。因子別では「行政サービス」で1位、「親しみやすさ」で2位、「交通利便性」で3位、「静かさ治安」と「防災」で5位の評価を得た。

 3位は「東京都武蔵野市」と続いた。因子別では「行政サービス」と「防災」の両因子で2位、「親しみやすさ」で3位、「生活利便性」で5位の評価となった。

photo 借りて住んだ街(自治体)の住みここちランキング(大東建託調べ)

買って住んだ街(駅)ランキングTOP10は?

 「買って住んだ街(駅)の住みここちランキング」の1位は3年連続で横浜市西区の「みなとみらい」となった。因子別では「生活利便性」で1位、「親しみやすさ」で2位、「自然観光」で3位の評価を得た。

 2位も3年連続で東京都港区の「白金台」がランクイン。南北線と三田線の2路線が乗り入れる駅で、因子別では「行政サービス」で4位の評価を得た。

 3位は、2年連続で東京都港区の「赤坂エリア」(近接駅の赤坂・赤坂見附・溜池山王を統合)となった。因子別では「親しみやすさ」で1位、「生活利便性」「交通利便性」の両因子で2位の評価に。

 その他、5位の「北山田」、7位の「代々木上原」、8位の「九品仏」が今回初のトップ10入りとなった。

photo 買って住んだ街(駅)の住みここちランキング(大東建託調べ)

 「買って住んだ街(自治体)の住みここちランキング」の1位は3年連続で「東京都中央区」となった。また、2位も「東京都文京区」が3年連続でランクイン。トップ2の自治体は、「借りて住んだ街(自治体)の住みここちランキング」と同様の並びとなった。3位は「東京都港区」と続いた。

 「借りて住んだ街」では、上位に中央区や渋谷区など多くの人が集まる繁華街のある都心の街がランクインする傾向となった。一方、「買って住んだ街」では、千葉県や神奈川県の街なども上位にランクインし、郊外の街も評価される結果に。また、結婚して子どもがいる世帯は郊外の街を評価する傾向にあることが分かった。

photo 買って住んだ街(自治体)の住みここちランキング(大東建託調べ)

 調査は首都圏(東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県)に住む20歳以上の男女25万6515人を対象にインターネットで実施した。調査期間は19〜23年の2〜4月。

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