ビジネスモデルキャンバスは、次の図の通りに大きく左右2つのエリアに分けて考えることができます(中央に配置されている「価値提案」は、顧客に対して自社が提案する価値です。ここで顧客と自社が重なり合います)。
右側:顧客との関わりについて整理するエリア
左側:価値を創出するための自社の活動について整理するエリア
顧客と自社に関する情報を収集したり、仮説を検討したりしたうえで、情報をキャンバスで整理しましょう。
なお、「ビジネスモデルキャンバスには競合の視点が入っていない」という指摘がよくありますが、競合の視点がないのではなく、競合や既存の解決策と異なる点を意識して描くというのが、適切な使い方です。何らかの新しさを持ったビジネスモデルは、競合や既存の解決策と異なる新しい要素があるはずです。ビジネスモデルキャンバスでは、そこに注目して表現します。
ビジネスモデルキャンバスで表現する際に、9つあるすべてのブロックに新しい要素を含めたいと感じることがあるかもしれません。しかし、すべてのブロックに新しい要素が含まれている必要はありません。競合や既存の解決策との違いがある点を意識しながら、ビジネスモデルを表現してください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング