ハイチュウを購入しているメイン層は、30〜40代の女性である。スーパーやコンビニの棚に並んでいる商品を手に取って、子どもに渡す。「そういえば、子どものころ自分も食べていたなあ。けど、中学生くらいになってからは食べなくなったよ」といった人も多いかもしれない。
ということは、次のような“流れ”が成立する。子どものころによく食べた→中学生くらいから遠ざかる→大人になって子どものお菓子に購入→ついでに食べる→子ども向けor自分用に購入→また食べる。このように、10代の半ば〜20代にかけて“離れてしまう”課題があったそうだ。
にもかかわらず、なぜ若い人の“胃袋”をつかみつつあるのか。その理由について、堤さんは次のように語った。「子どものころに食べていたこともあって、『ハイチュウ=子どものお菓子』といったイメージを持っている人が多いのかもしれません。しかし、英語にしたことで、Z世代で『カッコいいね』『久しぶりに買って、食べてみようか』と感じる人が増えているようです」。あくまで仮説ではあるが、現状、これ以外に購入理由が見つからないようである。
話は変わるが、日本で一番人気のフレーバーは「グレープ」だそうだ。しかし、米国は嗜好(しこう)が違うようで。「ストロベリー」が最も売れていて、次いで「マンゴー」「スイカ」「グレープ」「グリーンアップル」と続く。日本では販売されていないフレーバーもあるので、ロゴが輸入されたように、フレーバーも“ハイ”ってくるかもしれない。
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