市販化に向けて、佐藤氏は実際に減塩を実施している120人にアンケートを実施。薄味ではなく濃い味で食べたいものを尋ねたところ、ラーメンやみそ汁が上位を占めた。そのため、ラーメンや汁物を食べる際に汎用性が高いスプーン型を、市販化の第1弾として採用した。
また、持ちやすさや使い勝手の良さなどカトラリーとしての性能も重視。想定される食事シーンでの検査を繰り返し行い、数年は問題なく使用できる安全性や耐久性を確保した。佐藤氏は「食卓で薄味のメニューに塩を振るように、エレキソルトを使用してもらいたい」と話す。
5月20日より公式オンラインストアで予約を開始しており、初回発売は200台を用意した。6月からはハンズの一部店舗において、数量限定で販売する予定だ。発売後も研究を続け、箸型やお椀型のエレキソルトの市販化も検討中だという。
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