札幌市は5月27日、市内に進出した企業に対して交付する「札幌市IT・コンテンツ・バイオ立地促進補助金」の補助対象として、半導体関連の設計・研究・開発を行う企業を新たに追加したと発表した。
隣接する千歳市では、半導体の国産化を目指すラピダス(東京都千代田区)が千歳市に新工場を建設しており、2027年7月には本格稼働する見通しだ。これを受けて、北海道内での半導体関連企業の集積が期待されている。
札幌市も企業誘致を進め、産業基盤の強じん化と地域経済の発展につなげていく狙いだ。
同市には17の大学があるほか、賃料の安さからオフィス環境が充実している。そのため、すでに先端半導体の設計企業や大手製造装置メーカーのAI部門などが立地している。今後は半導体の設計や、研究開発を行う企業の誘致を積極的に進めていくという。
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