生クリーム好きの社員が考えた! 貝印の「生クリッチ」完売、どんな商品なの?生クリームに特化(4/6 ページ)

» 2024年06月13日 06時00分 公開
[大澤裕司ITmedia]

コードレスにこだわった理由

 生クリッチでは、生クリームマニアである小林氏のこだわりも実現した。まずこだわったのが完成までの時間。早くできることを目指した。時間がかかると徐々に使われなくなる懸念があったことから、カップラーメンができる程度の時間で完成することを目指したという。

 7〜8分立てで仕上げることにしたのは、一番使われる生クリームの固さがこのあたりだという小林氏の実感に基づいている。ケーキやゼリーに使われる生クリームは6〜8分立てと言われている。

 もう1つこだわったのが、洗い物を少なくすること。飛び散りを抑え周囲を汚さないことに加え、使い終わった後の洗浄も簡単に済むようにした。

「生クリッチ」は本体、中ぶた、ウィスク、カップの4つで構成。左からカップ、中ぶたとウィスクが一体になったもの、本体

 そしてコードレスにもこだわった。本体にはバッテリー充電のためのUSB-Cポートを装備している。コードレスにしたのは、いろんなところで手軽に使ってもらいたいためであった。

 「キッチンだけで使うなら電源コードをコンセントにつなぎながら使うのもアリですが、生クリッチは生クリームを日常的に食べておいしさを味わい、幸せを感じてもらうために開発したツールです。いろんなところで手軽に使えるようにしたかったので、最初からバッテリーを搭載してコードレスで使えるようにするつもりでした」

充電は本体のUSB-Cポートに付属の充電ケーブルを挿して行う

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