英調査会社カンターが運営する、ブランド価値を調査する「ブランドZ」のグローバルランキングによると、Appleのブランド価値が2023年から15%増加し、初めて1兆ドルを突破した。米NVIDIAは、その価値がほぼ3倍に成長した。
Appleは3年連続で世界で最も価値のあるブランドとしての地位を維持した。続いて米Alphabet傘下のGoogleが7530億ドル、Microsoftが7130億ドルと続いた。
Appleは今週に新しいAI機能を発表しており、今後再びiPhoneの需要を高めていくと期待されている。
香港の調査会社カウンターポイントのアナリストは「Appleは一貫して消費者に共感を得る製品、サービス、メッセージを提供し、ブランドに対する強いファン層を築いてきた」とコメントする。
Appleの時価総額は3兆1800億ドルで、Nvidiaの2超9700億ドルを上回っている。
NvidiaはAIブームと半導体需要の急増により、初めてカンターのブランドZランキングのトップ10にランクインした。
ウェドブッシュ証券のアナリストは、「NvidiaはAI革命の創造者であり、GPUチップは技術界の新たな金と油だ」と述べている。
Nvidiaのブランド価値は2023年から2000億ドル以上増加し、世界で6番目に価値のあるブランドとなった。
また、AI対応のクラウドサービスを提供する米ソフトウエア大手オラクルも初めてトップ10にランクインし、9位となった。ブランド価値は58%増の1450億ドルという結果に。
カンターは、調査が532カテゴリー、54市場で2万1000以上のブランドに対する430万件以上の消費者インタビューを調査に含むものとしている。
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