2019年当時、REON POCKETは該当する商品カテゴリーがなかったため、事前のユーザーアンケ―トだけでは市場の反応を読めない部分があった。クラウドファンディングで発売し、6日で4200台を完売したデータから市場を予測できるようになった。
オンライン経由での購入が多いことから、同社はデジタルを活用したマーケティングを徹底する。データを重視し、数値を分析してアップデートを進めている。自社で運営するECサイトから定量的なデータを集め、同時に定性的なデータは連携するスマートフォンアプリからユーザーのフィードバックを得ている。
今回、新たに発売した専用ケースもユーザーの声をもとに開発したほか、「排気が気になる」という声も一定数あったことから形状を変更し、排気が気にならない構造とした。
ユーザーからのフィードバックには、「このように改善してほしい」という前向きな応援メッセージが多いという。それらの声を商品に反映することで、「自分たちの声が届いた」と感じるユーザーもいるだろう。
「当社ではアプリをユーザーとのコミュニケーションの接点と考えている」と担当者は語る。ユーザーの声を商品改良に生かしているところも、評価が高い理由のひとつと言えそうだ。
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