REON POCKETは、工事現場などの屋外作業者からもニーズは高い。しかし、炎天下での長時間使用や40度近い環境下での使用を同社は推奨していない。そこで、4月にリリースしたのが、法人向けソリューションの「REON BIZ」だ。
REON BIZは、屋内ファシリティや屋外の作業環境の温度を可視化し、快適性と省エネを両立するIoTクラウドサービスで、空間全体にTAGを設置し、温度ムラを可視化する。TAGは身に着けられるため、ユーザーによる周辺温度の違いも把握できる。
各設置場所とユーザー周辺の温湿度データから、暑さ指数(WBGT)を算出し、その推移を比較することで、 特定の人が相対的に暑い環境に継続的に居ることも把握できる仕組みだ。ファシリティの温度環境を細かく把握することで、空調温度の最適化などのファシリティマネジメントに寄与する。
今後は、法人向けのソリューションを強化する。温度環境を把握し、適切なソリューションを提供していくことを目指す。
「例えば建築現場などでは、新宿は35度で、品川は30度など、マクロ的に温度を語るのではなく、われわれのセンシング技術(センサーを用いてさまざまな情報を数値化)で温度を細かく可視化し、ファシリマメージメンマネージメントと連携しながら『この時間は働くのに適さない』など、共通認識を持てるようにすることで、働きやすい環境を提供したい」
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