生成AIの活用について、ビジネスパーソンの約8割が「課題を感じる」と回答したことが、テックタッチ(東京都港区)の調査で明らかとなった。具体的にどのような課題を感じているのか。
生成AIの活用について課題を「非常に感じる」とした人は29.9%だった。「やや感じる」とした48.8%と合わせ、約8割が生成AIの活用において何らかの課題を感じていることが分かった。
具体的な課題については「どのように活用するのかが一覧で分からない」が最も多く49.8%を占めた。「AIの生成結果が意図通りでない」(41.6%)、「インターフェースが直感的でなく、使い勝手が悪い」(39.1%)と続いた。
その他「検証の手間や時間がかかる」「生成AIへのプロンプトのやり方が難しい」「倫理教育や規制、法整備が追いついていない」といった声が寄せられた。
生成AIの利用頻度について、「使用している」とした人は合わせて半数となった。内訳は「毎日使用している」が21.2%、「週に数回使用している」が33.4%。
「月に数回使用している」(18.5%)、「ほとんど使用していない」(26.2%)とした人は合わせて4割以上に上り、日常的に活用できている人は未だ少ないことが分かった。
生成AIの用途は「文章編集・添削」が最も多く、58.6%に上った。「プレゼンテーション資料作成」(42.8%)、「議事録の自動化」(41.4%)と続いた。「アイデアの壁打ち」や「データ分析」はそれぞれ4割に満たず、業務改革や新規事業創造の領域においてはまだまだ活用の余地があると考えられる。
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