ミドル人材の転職では、どのようなキャリア・スキルを持つ人が評価されるのか。エン・ジャパン(東京都新宿区)が運営する転職サイト「ミドルの転職」が調査を実施した。
評価が高いミドル人材の職種については、「営業系」が最多となり33%。「経理・財務・会計系」(25%)、「経営企画・事業企画」(22%)と続いた。
業種については「メーカー」(47%)が最も多かった。以降は「IT・インターネット」(29%)、「建設・不動産」(27%)となった。
企業タイプは「大手企業」(55%)よりも「中小企業」(58%)の方が多い結果に。その差は3ポイントだった。また、具体的な専門スキルについては、51%と半数以上が「マネジメント」と回答。次いで「業務管理」(35%)、「営業戦略・営業企画」(25%)となった。
ミドル人材のキャリア・スキルを判断する際に重視するポイントの1位は「業務経験」となり87%に上った。2位は「専門知識」(70%)、3位は「コミュニケーション能力」(49%)となった。
「業務経験」と回答した人からは「年齢が高い場合は即戦力として採用されることが多いため、直近同様の業務(または知識が生かせる業務)をやっていたかが重要視される」「高い年収を希望する方が多いため、即戦力が問われる。育成コストがかかることは敬遠される」といったコメントが集まった。
職務経歴書・履歴書で工夫すべき点や改善できる点については「専門性やできることを明確に書く」が最も多い回答となり、69%を占めた。
その理由は「経験豊富な人ほど、内容が多すぎて何ができる人なのか伝わらないことがよくある。選考を受ける企業で求められるスキル、経験に寄せた書き方に変え、関係する業務に関しては詳しく記載できると良い」といったコメントが寄せられた。
「仕事の成果を具体的に書く」(62%)、「仕事の成果を定量で示す」(48%)と続いた。
調査は7月1〜8日にインターネットで実施。「ミドルの転職」を利用するコンサルタント254人から回答を得た。
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