会社のSNSが読まれない……ChatGPTで改善する方法は?その悩み、生成AIが解決(3/3 ページ)

» 2024年07月26日 07時00分 公開
[酒井麻里子ITmedia]
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ChatGPTが提案した投稿アイデアは?

 これで投稿の方向性が固まったので、テーマを指定して具体的な投稿内容のアイデアを出してみたい。ここでは「生成AI」をテーマとして指定し、曜日ごとおよび週ごとのスケジュールに沿った投稿のアイデアを出力した。

プロンプト

「生成AI」をテーマに投稿する場合、それぞれにふさわしい投稿内容を提案してください。

 すると、すぐに投稿に生かせそうな具体的なアイデアが出力された。それぞれに対して、さらに詳しいアイデアが必要であれば「木曜日のビジネスパーソン向けの投稿について、具体的なトピックを5案挙げてください」などと指示すればよい。

回答

「生成AI」をテーマにした投稿内容を以下のように提案します。

日常投稿

月曜日:アンケートや投票

  • 投稿内容:「生成AIをどのように利用していますか?」というアンケートを実施し、選択肢として「画像生成」「文章生成」「音声合成」「その他」を設定。

火曜日:ユーザーの声を紹介

  • 投稿内容:フォロワーが生成AIを使って作成した作品や、ビジネスでの活用事例を紹介。例えば、「フォロワーのAさんが生成AIを使って作ったプレゼン資料の一部を紹介します」。

水曜日:フォローアップ記事

  • 投稿内容:以前に投稿した生成AIに関する記事の続編。例えば、「前回紹介した生成AIの文章生成ツールを実際に使ってみました!その結果をご紹介します」。

木曜日:ターゲット層のニーズに応じた投稿

  • 投稿内容:ビジネスパーソン向けに、生成AIがどのように日々の業務効率化に役立つかを説明。例えば、「生成AIを使ってメール作成を自動化する方法」。

(中略)

スペシャル投稿

1週目:短い動画

  • 投稿内容:生成AIを使って実際に画像や文章を生成するデモ動画。例えば、「生成AIでオリジナルのポスターを作成してみた」。

2週目:エキスパートインタビュー

  • 投稿内容:生成AIの専門家へのインタビュー。「生成AIの最新トレンドと今後の展望について、専門家の意見を伺いました」。

3週目:実際のビジネスケースの紹介

  • 投稿内容:実際の企業が生成AIを活用して成功した事例の紹介。例えば、「生成AIを使ったマーケティングキャンペーンで売上を2倍にした企業の事例」。

(中略)

これらの内容をスケジュールに組み込むことで、フォロワーにとって興味深く、価値のある情報を提供し続けることができるでしょう。

 今回はあえて、投稿文そのものを作成するのではなく、投稿の方向性やスケジュールといった、アカウント全体の運用方針をChatGPTに相談した。もちろん「○○についてのXの投稿文を考えて」といった単純な指示で投稿文を出力することもできるが、どうしてもありきたりな内容になりがちだ。

 ターゲットや現在の悩みを伝えたうえで運用方針をChatGPTに相談し、個々の投稿については自分でオリジナリティーのある内容を作成することで、「AIに丸投げ」ではない、人の体温を感じるSNS運用ができそうだ。

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