昨今、企業の新卒採用における初任給引き上げが注目されている。人手不足による売り手市場が続く中、学生は企業選びにおいて、どのようなポイントに注目しているのか。マイナビ(東京都千代田区)が調査した。
企業を選ぶときに注目することについて、最も多い回答は「福利厚生制度が充実している」となり40.9%に上った。次に「給与や賞与が高い」(37.0%)、「社員の人間関係が良い」(34.8%)と続いた。
一方で、最も低かったのは「SDGsに熱心に取り組んでいる」でわずか1.0%にとどまった。企業のSDGsに対する取り組みは、福利厚生や給与など生活に直結する項目に比べて、優先順位が低い傾向が浮き彫りとなった。
企業のエシカルな取り組みについて「注目していない」とした人は47.4%に上った。一方で、残り52.6%は何かしらのエシカルな活動に注目しており、「地方創生」(16.3%)や「省エネや再生可能エネルギーの利用」(15.7%)などは比較的注目度が高いことが分かった。
就職活動のために使った費用について、6月までにかかった費用の累計額は2万7971円となり、前年同月比で2963円少ない結果となった。地域別でみると「関東」が1万7774円で最も少なかった。また、いずれの地域でも減少傾向となった。
応募した企業から交通費や宿泊費を支給されたことが「ある」とした人は67.9%と前年から8.5ポイント増加した。合計支給額の平均は4万3031円と、前年から3572円増加。学生1人当たりの負担は軽減していることが分かった。選考時期や面接形式など、就職活動を取り巻く環境の変化が影響していると考えられる。
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