ITエンジニアから同職種への転職経験がある、または現在転職を検討中のITエンジニア256人に「ITエンジニアに転職の理由」を尋ねた。トップは「給料UPのため」(62.8%)で、他の理由に大きく差をつけている。会社選びの基準についても「給料」(63.2%)が1位となった。
「転職活動中に感じた課題」を聞いた。最多は「良い条件の会社が見つからない」が44.1%。「自身の求める給料に対し、スキルが足りない」と感じている人も31.2%おり、求める条件で転職するためにはスキルを磨くことが重要だということが明らかに。
「現職・前職でより一層実務経験を積んでいれば、より求める条件に沿った企業に転職できると思うか」を聞くと29.6%が「そう思う」、47.2%が「ややそう思う」と回答した。
「現職の教育制度」については「満足していない」が13.7%、「やや満足していない」が36.7%に。十分な教育ができていない企業が多いことが分かった。
今回の結果から同社は「市場価値を高めるための継続的な学習や、長期的な視野でのキャリア形成が重要だ。また、そうした視点を持つITエンジニアを採用することで、企業側も多重下請け構造からの脱却を目指せると考えられる」とコメントしている。
調査は、IT系企業の経営者・役員224人、ITエンジニアから同職種への転職経験のあるITエンジニア256人を対象に、インターネットで実施した。期間は、7月26〜28日まで。
「IT多重下請け」が生まれた背景 フリーランスを守る、共同受注の強みとは?
「ITの多重下請け構造は最悪」 エンジニアの“報酬中抜き”が許せないと考えた理由
IT業界の「多重下請け地獄」が横行し続ける真の理由
IT業界の「多重下請け問題」を変える真の方法とは? 1次請けから3次請けまで経験した社長が提唱する「0次請け」
7pay問題に潜む病巣――日本のIT業界で是正されない「多重下請け構造」
ひろゆきが斬る「ここがマズいよ働き方改革!」――「年収2000万円以下の会社員」が目指すべきこと
ITエンジニアの61%が年収増、「年収10万〜50万円増」が最多
トヨタ自動車がソフトウェアエンジニアの採用を強化する理由 キャリア採用増やし、働き方や風土を変えていくCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング