この独自構造により、汗を素早く吸収し、広範囲に拡散させることで、ベタつきを軽減する効果を生み出した。グンゼによると、従来のシーズン商品と比較して、吸水性は約2倍、吸放湿性は約25%向上したという。
開発には通常の倍以上となる約3年の期間を要した。藤本さんは「珪藻土の構造を模倣するといえば簡単に聞こえるが、実現するのは非常に困難だった」と振り返る。
データ上の性能向上だけでなく、消費者が実感できる効果の創出や、インナーウェアに求められる清潔感を保つためのカラーなど、細部にまでこだわりを持って開発に取り組んだ。
夏場は吸水速乾や冷感をアピールするインナーウェアが市場に出回る中、同社は「アセドロンの特徴は肌離れの良さ」を強調する。インナーウェアだけでなく、靴下やパジャマなど幅広い商品ラインアップを展開することで、日常生活のあらゆる場面で汗による不快感を解消することを目指している。
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