テック企業のビジネスモデルの根幹は、データ活用の有無にある。VRコンサートで言えば、例えば「筆者の推しはメンバーのAだけど、VRコンサートでは意外にメンバーBを目で追っていた」「この曲のサビの部分で大きく手を動かした」など具体的なデータを取得できる強みが想定される。
イCEOはデータ活用について「現時点では、集まったデータについての具体的な活用計画はありません」と話す。その一方で「当社は10年目を迎えました。これだけVRに特化し、継続してきた企業はほとんど存在しないこともあり、Apple、Meta、サムスン、Googleなどの大手とさまざまな事業について密接に議論を交わしています」と自負する。つまり、イCEOが期待するVRコンサートを一般化したいのであれば、さらなる技術の研さんと、データ活用をうまく組み合せることがカギとなる。それが実現できれば、大衆化への時間が短縮される可能性は高い。
BTS擁するHYBE発 1億DL超“推し活”アプリ「Weverse」がエンタメの常識を覆すワケ
BTS、SEVENTEEN参加の1.5億DL超“推し活”アプリ「Weverse」 LTV向上の秘策は?
SEVENTEENの「THE CITY」 HYBE JAPANトップに聞く新時代のプロモーション
BTS、SEVENTEENを擁するHYBE ゲーム事業に参入するワケと勝算
YOSHIKIに聞く日本の音楽ビジネスの課題 THE LAST ROCKSTARSで「世界の市場を切り開く」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング