日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
ワークマン(群馬県伊勢崎市)は、登山やアウトドア初心者に向けたトレッキングウエアの新シリーズ「トレッキングスペシャル」を全国の店舗で発売した。本格仕様ながら低価格を特徴としており、ジャケット、パンツ、インナー、シューズをそろえても1万5000円以下としている。
「ワークマン」のほか、「WORKMAN Pro」「WORKMAN Plus」「#ワークマン女子」「WORKMAN PlusII」など、計1000店舗以上を展開するワークマン(出典:ワークマンのプレスリリース、以下同)同社ではこれまでも山登りにも耐えられる機能をそなえながら普段使いもできる商品を多数手掛けてきたが、「登山経験者である顧客を中心に認知されている『知る人ぞ知る』製品だった」(同社)という。
普段着でも使用できるメリットがある一方、「もっと本格的なトレッキング製品も発売してほしい」といった声もあり、今回はトレッキングを日ごろ楽しんでいる人からエントリーユーザーまで使用できる「本格仕様」のトレッキングウエアを検討。ワークマン全製品開発者が一丸となり、全身コーデもできる機能とデザインを考案した。
低価格にもこだわり「他社だと1着しか購入できない価格で全てそろえられるのはワークマンだけ」としている。
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