自治体DX最前線

インバウンド好調の裏で課題も……全国の自治体職員は何に悩んでいるのか(2/2 ページ)

» 2024年09月30日 12時00分 公開
[サトウナナミITmedia]
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9割超がDXに課題

 インバウンド施策の効果を「測定している」自治体は56.0%だった。測定している項目は「訪日外国人客の数」が最も多く48.4%だった。その他「SNSのインバウンド専用アカウントのフォロワー数」「サイトへの海外からのアクセス数」が上位に挙がった。

photo インバウンド効果測定の有無(JTBコミュニケーションデザイン調べ)
photo インバウンド効果の測定方法(JTBコミュニケーションデザイン調べ)

 インバウンド事業を行う上で、DXに課題を「感じる」自治体は92.0%を占めた。「DXの知識や経験がある人材がいないこと」が最も多く40.7%。また、都市圏以外では「十分な予算がないこと」も上位で36.7%に上った。

photo DXに関する課題の有無(JTBコミュニケーションデザイン調べ)
photo DXに関する課題の内容(JTBコミュニケーションデザイン調べ)

 インバウンド施策の検討に必要と考えるデータは「どのSNSがインバウンド訪日につながったかの解析」が最も多く、50.3%に上った。この他「実施した販売促進施策別のインバウンド訪日客の数」「訪日客の年代や男女別の行き先や滞在日数」が上位に挙がった。

photo インバウンド施策検討に必要なデータ(JTBコミュニケーションデザイン調べ)

 調査は7月19〜23日にインターネットで実施した。

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