あんま王4は2500時間の連続稼働を検証済みで、仮に10分200円で2500時間絶え間なく稼働し続けると300万円の売り上げとなる。
「ある温浴施設では数年にわたって稼働し続け、1台で累計1000万円稼いでいるケースもあります」(城田社長)
売り上げが回復した背景には、コロナ禍明けに伴って増加した買い替え需要がある。人の流れが活発化したことにより、もともと設置していたマッサージチェアの使用頻度も増加。消耗が進み買い替えニーズが生まれているという。
導入施設の業態も多様化している。近年は温浴施設だけでなく、大型ショッピングモール、コインランドリー、新幹線の駅の待合室などにも置かれるようになった。
パーソナルケア需要の拡大も遠因だと城田さんはみている。
「24時間営業のフィットネスジムを運営する大手企業が、美容目的の利用も訴求する一環として、マッサージチェアを導入するようになりました。それに倣うように同業他社から『マッサージチェアを導入したい』という引き合いが増えています」
12分300円で利用できるプライベートなマッサージ体験。今後どこまでニーズを捉えられるか。
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