業務で生成AIを利用している会社員は2割弱――。共通ポイント「Ponta」を運営するロイヤリティマーケティング(東京都渋谷区)の調査で、そんな結果が明らかになった。ビジネスパーソンはどのように生成AIを利用しているのか。最もよく使われているツールとは?
国内に住む20〜50代の会社員を対象とし1082人から回答を得た。勤務先が生成AIを「導入済み」としたのは22.9%だった。自身の業務で生成AIを「利用している」と答えたのは16.8%だった。
業務で生成AIを利用している人のうち、利用前と比べて仕事の効率性が「向上した」という回答は83.0%に上った。内訳は「大幅に向上した」が19.8%、「やや向上した」が63.2%。
利用しているツールは「ChatGPT」が最も多く75.3%。2位の「Microsoft Copilot」(23.1%)と50ポイント以上の差をつけた。3位は「Gemini」(12.1%)だった。
利用頻度は「ほぼ毎日」が19.8%、「週に数回」が48.9%で、約7割が週に数回以上利用していることが分かった。
具体的にどのような業務で利用しているのか。最も多い回答は「文章の作成(メール・企画書・ブログ記事など)」で63.7%に上った。「文章の校正・編集作業の補助」(44.0%)、「リサーチ」(41.8%)と続いた。
生成AIの導入により改善が期待される項目は「生産性」が最も多く21.9%。「労働時間の短縮」(17.1%)、「正確性」(11.7%)と続いた。年代性別に見ると、男性の20〜30代と50代、女性20代で「生産性」が最も高かった。
生成AIが仕事にもたらすリスクは「セキュリティリスク」(31.9%)、「データの漏洩(ろうえい)」(29.1%)、「正確性の欠如」(25.1%)が上位となった。一方で「リスクは感じていない」は28.8%となった。
調査は10月1〜4日にインターネットで実施。TOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」との共同調査「馬渕・渡辺の#ビジトピ with Pontaリサーチ」として実施した。
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