具体的には、何をどうすればLean3が超小型モビリティとして2人乗車を実現できるようになるのだろうか。ブースにいた関係者に話を聞いてみた。
「具体的なことはまだ何も決まっていません。これから何をすればいいのか調べながら計画を作っていくような段階です」と、まさに手探りの状況らしい。
これはほとんど前例がないことも大きいが、要は国交省の担当者のやる気のなさを、ここでも感じられた。なぜなら、国を挙げてこうした新しい乗り物を積極的に普及させようという姿勢があれば、担当者がこれから手探りで型式認定の取得を模索しなければならない、という環境にはならないはずなのだ。
超小型モビリティは、少人数移動のための効率的な乗り物として、10年ほど前に日本でも関心が高まった。その後、自動車メーカーがコンセプトモデルを東京モーターショーで発表したり、中小企業が製品化を目指して試作車をいくつも登場させたりと、盛り上がりを見せた。
しかし安全基準や保安基準など、制度化されるまでに時間がかかりすぎ、中小企業のやる気と体力を奪ってしまったのだ。
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