部下からの給与に関する相談に対して、上司が気を付けるべきことは3つある。
1つ目は「具体的な金額で話し合う」ことだ。
部下が「給料が安い」と言ってきたら、まず具体的な金額を確認する。「いくらぐらいになることを期待しているのか」を聞くのだ。あるべき姿と現状とのギャップを数字で確認する。問題の解決のキホンである。
陸上部の例であれば、
営業部でいえば、
こう表現すると、具体的なギャップが明らかになる。
2つ目は「根拠を明確にする」ことだ。
部下が期待する給与水準について、なぜその金額なのかの根拠を確認しよう(可能ならば)。市場価値として示したいのか、生活費なのか、家族の状況なのか、きちんと把握する必要がある。
「同期入社のSさんより少ないのは納得がいかない」
「去年入ってきたあの人と同額なんてイヤです。私は10年も勤めているんですから」
こういった本音を聞き出すのも大事だ。単に生活に必要かだけで確認したら、誰も言い返せなくなってしまう。
陸上部の例であれば、
営業部でいえば、
こうなる。
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