ビジネスパーソンはどういった場面で「上司と合わない」と感じるのか。飲食事業を手掛けるエミリス(大阪府東大阪市)が調査を実施した。
上司と合わないと感じた瞬間について、1位は「話を聞いてくれない」で25.6%に上った。2位は「感情的になる」(23.0%)、3位は「指示に納得できない」(16.2%)と続いた。
「話を聞こうとしない」「感情的」といった人間性の部分で合わないと感じる人が多い一方、仕事の能力や進め方について挙げた人は比較的少ない傾向が見られた。
上司と合わないことによる困りごととして、最も多い回答は「仕事が進まない」で3割近くに迫った。僅差で「ストレスがたまる」(28.6%)が続いた。「仕事が進まずモヤモヤする」「ストレスで体調を崩した」といったコメントが寄せられ、仕事が進まないことで体調不良につながる人も多いと推測される結果となった。
仕事が進まない原因については「分からないことがあっても相談しにくい」「効率よく進められないので仕事が増える」「モチベーションが上がらず集中できない」といった回答が集まった。
上司と合わないと感じたときの対処法は「上司を避ける」が最も多く23.6%に上った。その他「周囲に相談する」(20.0%)、「考えすぎない」(15.6%)が上位となった。
回答した人からは「極力関わらないようにする。うかつに雑談に参加しない。上司の在宅勤務時に出勤するなど」(20代・男性)、「他の上司に相談する」(30代・女性)、「適当に受け流して、自分の仕事に集中する」(50代以上・女性)などの回答が集まった。
「上司と合わないことが理由で転職を考えたことがある」と回答した人は81.8%を占めた。
調査は10月8〜20日にインターネットで実施。働いている男女500人(女性341人/男性159人)から回答を得た。
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