購入者・購入検討者に対し、今後1年間の住宅ローン金利の見通しについて尋ねた。「上昇」(「何かをきっかけに大きく上昇する」「ゆるやかに上昇する」の合計)と予測した割合は、購入者が48.1%、購入検討者が68.3%となった。
「上昇」と予測する割合は前回調査よりも増加しており、購入者は前回の36.6%から48.1%へ、購入検討者は62.5%から68.3%へと上昇した。前回と同様に、購入者よりも購入検討者の方が、今後の金利上昇を懸念している傾向が見られた。
購入者・購入検討者に対し、住宅ローンを払いきれるかという不安があるかどうかについて聞いた。「大いに不安がある」と回答した購入者は18.7%に対し、購入検討者は50.2%と半数を超えた。
不安を抱いている割合(「大いに不安がある」「やや不安がある」)については、購入者が67.8%に対し、購入検討者は90.1%と20ポイント以上高い結果となった。
購入者に対し、金利の上昇に備えて行っていることを聞いた。最も多かったのは「新NISAやiDeCo」(35.4%)で、「預貯金」(30.5%)が続いた。一方、「繰り上げ返済」は15.3%にとどまり、経済の不透明感が強まる中で現金を保有しておきたいという意向がうかがえた。特に対策していないと回答した人も37.8%おり、完済への不安はありつつも対策を打てていない人が一定数いるようだ。
購入検討者に対し、住宅ローンを選ぶ際に魅力的に感じるものを聞いた。1位は「金利の低さ」(59.5%)、2位は「初期費用の低さ」(46.3%)、3位は「保障付き(3or8大疾病・ガン保障特約団信など)」(38.6%)だった。
年代別に見ると、「金利の低さ」(20代44.3%、30代60.2%、40代67.6%)と「保障付き(3or8大疾病・ガン保障特約団信など)」(20代31.5%、30代39.8%、40代41.5%)が、年齢が高くなるほど選択率が高くなった。
反対に「初期費用の低さ」(20代49.7%、30代46.9%、40代44.8%)や「ペア連生団信」(20代36.9%、30代30.2%、40代29.8%)は、年齢が低くなるほど選択率が高くなっている。
調査は、購入者825人(10年以内に家を購入しており住宅ローンを利用中の25〜49歳)、購入検討者825人(5年以内に家を購入する予定があり住宅ローンを利用予定の25〜49歳)を対象にインターネットで実施した。調査期間は1月14〜17日。
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