現在、複数の会社がタニタの置き社食と同じようなサービスを展開している。こうした競合他社と比較した際の強みとして、浅尾氏は賞味期限の長さと野菜の豊富さを挙げる。
置き社食の商品は、製造から11カ月の賞味期限がある。近年はサステナビリティの観点から、食品ロス対策も重要な施策の一つだ。「賞味期限が1年近くあるので、何かしらの理由で過剰発注をしない限り、食品ロスは発生しづらいと考えています」(浅尾氏)
野菜の使用について、浅尾氏は「食事メニューには6〜9種類の野菜をメインに使っています」と話す。また、利用者にしっかりとかんで食事することを意識させるため、野菜のかみ応えにもこだわったという。
まず、使用する野菜は固さが異なるものを選んでいる。種類によってカットの大きさを調整したり、細切りや輪切りなど形状を変えたりすることで、食感に変化を持たせた。茹(ゆ)で加減も調整し、解凍しても適度な固さを保つようにしている。
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