エディオンは3月5日、インバウンドを対象に店内ガイドや買い物のサポートを行う「お買い物サポート予約」サービスを、なんば本店(大阪市)で開始した。大阪万博により訪日客の増加が見込まれるのを前に、集客力を高める狙いだ。
「お買い物サポート予約」サービスは、専任のスタッフが外国人客に付き添い、店内での買い物をサポートするというもの。家電・お土産選びの手伝いをはじめ、免税手続きや家電用品の使い方について説明する。サービスは無料で、Webサイトで事前予約が必要となる。
エディオンなんば本店には外国籍のスタッフが100人ほど在籍しており、英語・中国語・韓国語などの計11言語で対応可能だという。
合わせて、購入商品を当日中に、ホテルなどの指定場所に配達するサービスも始める。広報担当者によれば、「購入した商品を持ったまま移動するのが大変だ」との声が多く寄せられていた。ホテルに戻るまでに荷物を一時置いておく、コインロッカーの不足も課題となっていたことから、配送サービスの開始を決めたという。
同サービスはなんば本店のほか、心斎橋店・道頓堀店(いずれも大阪市)の3店舗で運用を開始。利用料金は1000円で、Uber Eatsの配達員による配送サービス「Uber Direct」を活用し、店舗から半径5キロ圏内に配送する。炊飯ジャーなどの小型家電や文具、ステンレスボトルといった、配達員が配送できるサイズ・重量の商品が対象となる。
同社は「今後、対象店舗の拡大を検討していく」とコメントしている。
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