山善の“縦長キューブ型炊飯器”が5.5合炊きで登場、おいしさとスマート設計を両立プロダクトInsights

» 2025年03月14日 09時27分 公開
[熊谷ショウコITmedia]

プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

 山善(大阪市)は4月中旬、5.5合炊きタイプのキューブ型マイコンジャー炊飯器「YJS-CM102」を発売する。公式ECサイトでの価格は1万800円。

カラーは「ブラック」「ホワイト」の2種類。画像はブラック(出典:プレスリリース、以下同)

 2024年8月に発売した4合炊きタイプ「YJS-CM072」に続く、キューブ型“インテリア風炊飯器”の第2弾。5.5合炊きタイプながらも、第1弾同様にコンパクトなサイズ感とデザイン性を兼ね備えている。同社調べでは、国内マイコンジャー炊飯器5.5合炊きタイプにおいて業界最小の設置面積だという。

縦に長いキューブ型の炊飯器。スペースに限りがあるキッチンでもすっきりと置ける

 210(幅)×268(高さ)×246(奥行き)ミリの縦長デザインを実現するため、縦に長い厚釜を採用。上から下まで満遍なく火を通すために、ヒーターを厚釜の底を包み込むように配置し、釜の厚さを蓄熱性の高い3ミリにすることで、お米をふっくらとおいしく炊き上げられるようにした。

縦に長い厚釜でも従来品と変わらないお米のおいしさを実現

 そのほか、摂氏40度から85度までの間を5度単位で設定でき、ローストビーフなどがつくれる「低温調理モード」や、炊き込みご飯の後など内釜のにおい残りが気になる際に役立つ「クリーンモード」、消費電力を抑える「省エネモード」を搭載している。

「調理」や「におい」に役立つモードを搭載

 炊き分けメニューは省エネ、白米、早炊き、玄米、おかゆ、炊込みの6種類。消費電力は615ワットで、年間消費電力量は76.7キロワット。しゃもじのほか、計量カップ、長さ約1メートルの電源コードが付属する。本体の重さは約3.9キロ。

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