また上司が褒めてくれたあとの「一言」にも学ぶ要素があります。英語表現“Yes, but〜”に見られるように、「しかし」以降にこそ本音が出るものです。
同様に、賞賛の言葉に続く「でもね」にも、本音が隠されているんです。例えば、「素晴らしい! でも、これを改善すれば更によくなる」といった感じです。重要なのは、この隠された意図、つまり本音を読み取れるかどうかです。褒められて満足することなく、向上心を持って上を目指す姿勢が求められます。
ただ、現代社会では叱られる機会が減っているものの、「叱られること」は貴重な学びのチャンスです。もし叱られたら、その内容を受け止め、前向きに成長の糧にしていくのがいいでしょう。
【ポイント】
伸びない人は褒められて満足する。
伸びる人は褒められたあとの「一言」から学ぶ。
菅沼勇基(すがぬま・ゆうき)
横濱コーポレーション株式会社代表取締役、株式会社アップル神奈川代表取締役。全国賃貸管理ビジネス協会関東支部役員。1985年、横浜市生まれ。横浜市立大学 国際総合科学部卒業後、住友不動産株式会社に入社し、オフィスビルの開発・運営業務、新事業の開発業務に携わる。3年後に独立し、横濱コーポレ―ション株式会社を設立。2019年三光ソフラン株式会社に株式譲渡。神奈川県内にアパマンショップ9店舗、賃貸管理戸数9500戸を運営中。神奈川県を中心に不動産投資のサポートを一気通貫で行う。また、「ランチェスター戦略」と「孫子の兵法」を実践し、売上・利益・市場シェアを拡大している。
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