「中身で勝負したいです。商談はパーカーで良いですよね?」と部下 上司のあなたはどう答える?「キレイごとナシ」のマネジメント論(1/5 ページ)

» 2025年04月24日 08時00分 公開
[横山信弘ITmedia]

「キレイごとナシ」のマネジメント論

常に目標を達成させる「常勝集団」をつくるために、キラキラしたビジネスtipsは必要ない。組織マネジメントを専門とする横山信弘氏が、本質的なマネジメント論を「キレイごとナシ」で解説する。

 「中身で勝負したい」と言い、パーカーで商談に行きたがる部下がいた。それを知った上司は、頭の中では「え? ダメに決まってるだろう」と思ったのだが、どう諭したらいいのか、分からない――。

「パーカーで商談」はアリなのか?(ゲッティイメージズ、以下同)

 「パーカーおじさん」という表現が一時期もてはやされたが、私(55歳)もパーカーが好きだ。確かにパーカーは着脱が簡単でリラックス感があり、体温調節もしやすいのも事実だ。だからといって、客先との商談でパーカーを着てよいのだろうか?

 今回は、お客さま視点で考えることの重要性、第一印象の影響力、そして衣服が持つ心理的効果について解説する。無邪気な若手社員と接する機会のある上司は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。

著者プロフィール・横山信弘(よこやまのぶひろ)

企業の現場に入り、営業目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の考案者として知られる。15年間で3000回以上のセミナーや書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。現在YouTubeチャンネル「予材管理大学」が人気を博し、経営者、営業マネジャーが視聴する。『絶対達成バイブル』など「絶対達成」シリーズの著者であり、多くはアジアを中心に翻訳版が発売されている。


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