星野リゾートが運営するホテルブランド「星のや」は、ブランドロゴをリニューアルする。新しいロゴには絞り染めを図案化した家紋「目結紋」(めゆいもん)を採用し、日本らしいホテルブランドのイメージに近づけた。
星のやは、従来のシンボルマークだった「月星紋」(つきほしもん)について、20歳以上のアメリカ人・イギリス人・フランス人・オーストラリア人を対象に「星のやブランドロゴ調査」を行った。その結果、中東の印象を持つと答えた人は108人、中国が73人、インドが47人と3地域の印象が回答のおおよそ半数(48%)になり、日本と答えたのは170人(35%)と、日本以外の国の印象が多く持たれていることが分かった。
この結果を踏まえ、星野リゾートはブランドロゴのリニューアルに至った。日本独特のデザインを象徴する「家紋」の中から、布を糸で結び白い染め抜きである「目」を模様として浮き立たせる絞り染めを表す「目結紋」を採用。結ぶというイメージで、「旅で世界の人々を結んでいく」という星野リゾートの想いを表現したという。
星野リゾートが運営する「星のや」は、「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、現在国内6施設、海外2施設を展開するホテルブランドである。2025年にブランド創設20周年を迎え、2028年にも北海道・ニセコに「星のやロッジ ニセコ」(仮称)を開業予定だ。
星のやブランドロゴ調査は、20歳以上のアメリカ人・イギリス人・フランス人・オーストラリア人を対象にインターネットで行った。調査日は2021年6月、有効回答数は479人。
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