コロナ禍を機に、急速に拡大したテレワーク。これはちょっと問題だと思ったテレワーカーの行動として「PCの画面が丸見え」「飲食店に何時間も長居している」「大声で会議している」「コーヒー1杯でお店に迷惑」が上位に並んだことが、LASSIC(東京都港区)が運営するWebメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所」の調査で分かった。
年代別にみると、20〜50代では「PCの画面が丸見え」が最も多かったのに対して、60代では「大声で会議している」だった。
特に30代は「PCの画面が丸見え」と答えた割合が突出して高く、LASSICは「この世代はガバナンス(企業統治・管理体制)意識が高まる中で管理職になった人が多いと考えられるので、上の世代と比較しても機密情報の保護に敏感なのかもしれない」とコメントした。
また、年代が上がるほど「コーヒー1杯でお店に迷惑」と答えた割合が高くなっていた。「年代が高くなるにつれ、ビジネスパーソンとしてよりも、社会人としてのマナーを重視する人が多いと言えそうだ」(LASSIC)
勤務形態別に見ると、フルリモート、ハイブリッド、フル出社のいずれも「PCの画面が丸見え」が最も多かった。
ただ、「特になし」と答えた割合は、フルリモートが突出して高い。「普段自宅で、あまり周囲に気を使うことなく仕事をしているからか、マナーへの関心が薄い、あるいは、基準が緩いと言えそうだ」(同社)
インターネットによる調査で、20〜65歳のテレワーク経験があるビジネスパーソン男女1003人が回答した。調査期間は4月8〜16日。
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