ビジネスシーンにおけるチャットツールの活用が一般化する中、Z世代はどのようなコミュニケーションを快適と感じ、パフォーマンスを発揮しやすいと考えるのか。ペンマーク(東京都目黒区)が調査を実施した。
チャットによるコミュニケーションにおいて、上司・指導者に求めることを聞くと、学生、社会人ともに1位は「質問しやすい雰囲気がある」(学生46.7%・社会人46.6%)となった。
学生の2位は「返信が早い」(41.0%)、3位は「簡潔で分かりやすい」(40.8%)と続いた。一方で、社会人の2位は「簡潔で分かりやすい」(44.3%)、3位は「返信が早い」(35.8%)となった。
Z世代は上司・指導者とのチャットコミュニケーションにおいて、「質問しやすい雰囲気」といった、いわゆる「心理的安全性」を最重要視していることが明らかになった。
また、業務経験を積んだ若手社会人は、「返信の速さ」よりも「指示の的確さ」や「背景説明」を求める傾向にあることが分かった。
同社は「新人に対しては、まず迅速なレスポンスで不安を取り除くことを優先し、経験を積んだ若手には、裁量を持たせるための丁寧な情報提供を心がけるなど、成長段階に合わせたコミュニケーションの最適化が求められている」とコメントしている。
調査は同社が運営するアプリ「Penmark」を利用中の全国の学生および、過去に「Penmark」を利用していた若手社会人を対象とした。有効回答者数は学生407人、社会人 176人。本調査では、Z世代を1996〜2005年生まれと定義。
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