従業員の生成AI利用率90%超のリアル! いちばんやさしい生成AIのはじめかた
【開催期間】2025年7月9日(水)〜8月6日(水)
【視聴】無料
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【概要】ディップでは、小さく生成AI導入を開始。今では全従業員のうち、月間90%超が利用する月もあるほどに浸透、新たに「AIエージェント」事業も立ち上げました。自社の実体験をもとに、“しくじりポイント”も交えながら「生成AIのいちばんやさしいはじめ方」を紹介します。
運転手への点呼が適切に実施されていなかったことが原因で、日本郵便のトラックなど約2500台に対して運送事業の許可が取り消されることになりました。点呼とは、乗務前後に運転手の酒気帯びの有無や体調などを確認する安全対策の一つです。
基本的なルールを守れなかったことで事業運営に打撃を受ける結果となっただけでなく、不名誉な報道が多くの人々の目に触れ、会社の信頼にも傷がつく事態となりました。
違法性や悪質性の程度はさまざまですが、こうした不当行為は企業規模の大小に関係なく発生しています。
直近またはかつて人々の耳目を集めた事例としては、
――などがあります。
中には、不当行為という認識がなく行われていたようなケースもあるかもしれませんが、明らかになれば大きな損害を被ることになります。それなのになぜ、会社は次々と生じる不当行為を正すのではなく、共存する道を選んでしまうのでしょうか。
ワークスタイル研究家/しゅふJOB総研 研究顧問/4児の父・兼業主夫
愛知大学文学部卒業。雇用労働分野に20年以上携わり、人材サービス企業、業界専門誌『月刊人材ビジネス』他で事業責任者・経営企画・人事・広報部門等の役員・管理職を歴任。
所長として立ち上げた調査機関『しゅふJOB総研』では、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層を中心にのべ5万人以上の声をレポート。
NHK「あさイチ」「クローズアップ現代」他メディア出演多数。
不当行為が生じる背景には、大きく3つのパターンがあります。
まず1つ目は、明確な意図をもって行われる「作為型」です。
脱税や賄賂の受け取り、保身のために不都合な事実を隠蔽するなど、ルールを破って誰かが不正に利益を得ようとする行為が該当します。何か目的があって引き起こされる不当行為は、相応の権限を持つ者の悪意が発端となることが多いだけに悪質性が高いと言えます。
2つ目は「粗相型」。
作為型とは対照的で全く意図などしておらず、うっかりしていたり不当行為であるという認識自体がなかったりします。家族や友人との会話の中で会社の機密情報を漏らしてしまったとか、労働に関する法制度の理解が不十分であるために、名ばかり管理職に残業代を支払っていなかったといったケースが当てはまります。
このような場合でも不当行為であることに変わりはありませんし犯罪に該当するケースもあり得ますが、意図して引き起こされた作為型の不当行為と比較すれば、悪質性は高いとは言えないかもしれません。
3つ目は「怠慢型」です。
明確な悪意や意図はないものの「まあいいか」「少しならバレないだろう」――などと軽く考えてルールを破ってしまう。ルール自体は認識していても、運用が手間に感じたり、忙しさなどから守るのが煩わしくなったりして不当行為へとつながってしまいます。
冒頭で挙げた日本大学の一件は、元監督がだましとった金を私的流用していたとされるため作為型に相当しそうです。
対して、日本郵便のケースは誰かが何らかの利益を得ようと企んで起こした不当行為とは趣が異なる印象を受けます。基本的なルールだけに、認識不足から生じた粗相型でもなさそうです。
日本郵便が公表した調査報告には、
――などという声が記されています。ルールを知っていながら軽んじることで起きた怠慢型に該当しそうです。
作為型の不当行為を引き起こすのは、明確な動機がある者に限られます。また、粗相型は必要な情報がしっかり共有されればある程度は防ぐことができます。しかし、怠慢型の不当行為は「面倒くさい」といった、心のちょっとした隙が発端となるだけに厄介です。
軽い気持ちが発端となって誰かがルールを破ると、怠慢は感染していきます。心の隙は誰にでも生まれる余地があるだけに、「自分もいいだろう」などと考えて流される人が現れやすいためです。
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