「ムリ・ムダ・ムラ」の3つを使って改善活動を始める人は、「ムダの削減」から着手することが多い。理由は簡単だ。ムダは目に見えやすく、削減効果も分かりやすいからだ。
「この会議、本当に必要?」
「この資料、誰も見ていないよね」
「この移動時間はもったいない」
確かにその通りだ。ムダを削減すれば、時間は生まれる。しかし、ここに落とし穴がある。ムダを削減しても、それが成果につながるとは限らないからだ。
例えば、提案資料の作成時間を3時間から1時間に短縮したとしよう。2時間の削減は、素晴らしい改善に見える。しかし、その2時間で何をするのか?
多くの場合、別のムダな仕事が入り込むだけだ。メールチェックの回数が増えたり、意味のない社内調整に時間を使ったり。結果として、売り上げは変わらない。
「売れる」は禁句──営業会議で使うと“組織が腐る”言葉の正体
部下に「仕事は終わってないですが定時なので帰ります」と言われたら、どう答える?
新入社員「Web会議でカメラオンにする必要なくないですか?」 上司のあなたはどう答える?
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「お前はどうしたい?」しか言わない上司の自己満足 「考えさせる風」コミュニケーションが招く悲劇Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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