「ムリ・ムダ・ムラ」で、一番削減すべきなのは? “目標達成できない人”が目を向けるべきポイント「キレイごとナシ」のマネジメント論(6/6 ページ)

» 2025年07月14日 08時00分 公開
[横山信弘ITmedia]
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「ムラ」に目を向け、平準化を

 もう一度、「ムリ・ムダ・ムラ」の重要度ランキングをまとめよう。

 1位:ムラ(ばらつきをなくす)

 2位:ムリ(負荷のかかりすぎを解消する)

 3位:ムダ(不要な作業を削減する)

 多くの人は、「ムダ」のことしか頭にない。そして、たとえ「ムダ」が見つかって削減できたとしても、その後の行動を変えなければ、ほとんど意味がない。

 正しい順番は、まずムラをなくすこと。そして、活動を平準化しリズムを作ること。すると自然にムダが見えてきて、削減することができる。そして余力が生まれ、ムリも解消されるのだ。

 目標達成できない人の多くは、ムラに意識を向けられておらず、月末の追い込みで帳尻を合わせようとする。しかし、それでは永遠に同じことの繰り返しだ。

 できる限り早くスケジュールをロックし、自分の仕事の「ムラ」を見つめ直すとともに、少しずつ平準化してみてほしい。そうすれば、3カ月後には、まったく違う景色が見えているはずである。

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