買い物にあまり関心のない人たちに、いかにして来店してもらうかは、現場にとっての大きな課題だ。ベルクでは、“好き”という感情やファンの心理に寄り添い、新しい来店のきっかけを生み出すマーケティングに力を入れている。
ベルク代表取締役社長の原島一誠氏は「男性、特に年配の方は、チラシやスーパーのイメージだけではなかなか足を運んでくれません。一方、自分の好きなものがあると、『とりあえず行ってみようか』と思ってもらえます」と語り、顧客接点の重要性を指摘する。
このようなエンタメ性を取り入れたキャンペーンの実現を支えているのが、ビーマップとMMSマーケティングだ。両社が培った技術やイベント企画・運営のノウハウを基に店舗への来店促進を狙っている。
両社は、2024年には、地域密着型のスーパーマーケットを展開するベルク、イズミ、平和堂が合同で実施した「武藤敬司&蝶野正洋『不屈の現場研修』キャンペーン」や、2025年にはベルク、イズミが合同で人気のものまねタレントとタイアップした「『ものまねマーケット2025』キャンペーン」の企画・運営をサポート。店舗でキャンペーン対象商品を購入した顧客に対し、イベントへの参加権や限定のグッズ、ポイント付与などの特典を用意することにより、来店のきっかけづくりにつなげた。
さらに、レシート読み取り技術や抽選システムも提供し、キャンペーン運用を技術面からも支えている。こうした取り組みは、複数の流通企業とメーカーが参加する業界横断型のプロジェクトとして展開され、地域に根ざした流通業者とエンタメの力を掛け合わせ、来店の動機を作り出す仕掛けとなっている。
ビーマップとMMSマーケティング代表取締役社長の杉野文則氏は「もともとコンビニで実施していたキャンペーンを原島社長からスーパーでもやってみたいというご要望がありました。さまざまな企画を用意した中で、一番ユニークな内容のものに決まりました」と語る。
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