商品を開発したきっかけは、冷凍庫の容量が足りないという消費者からの声が高まったことだ。日本冷凍食品協会によると、2024年の冷凍食品消費額は前年比4.4%増の1兆3017億円と過去最高を更新し、消費量も292万トンと2年ぶりに増加するなど、冷凍食品の消費は拡大傾向にある。
ニトリの開発チームも市場の変化を実感していたという。「スーパーでも冷凍食品の数が増え続けており、チーム全体で共通認識を持っていた」と同社の担当者は振り返る。
コロナ禍を経た生活様式の変化もあって在宅時間が増えたことや、物価高も続いていることから週末の作り置きや冷凍食品の買いだめが増加したほか、ふるさと納税の食品返礼品も冷凍庫の容量を圧迫する要因となっている。
そのような中、同社は2024年11月に企画を立ち上げ、同年12月から本格的な開発に着手。7月の夏のボーナス商戦を見据えたスケジュールで開発を進めた。
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ニトリが冷蔵庫の「まんなか」を変えた 冷蔵も冷凍も選べる変温室を搭載Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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