デジタル技術の進化で瞬時に答えが得られる現代だからこそ、予測できない環境下に身を置き、自分で考え、失敗から学ぶ経験が重要になっている。生成AIを使った業務の効率化も重視される中、山陰パナソニックは「リアルな体験を通じた人材育成」で成果を示している。
一般的な研修では即効性を求められがちだが、山陰パナソニックが目指すのは時間をかけた人材育成だ。失敗を通じた学びを重視し、効率化を追求する中で抜け落ちがちな「プロセスを積み上げることの大切さ」を掲げる。
そのためには周囲の理解や協力も不可欠となることから、船井氏は「研修に参加する当事者だけでなく、社内全体で若い社員を育てていくという雰囲気も大切だ」と語る。人手不足に悩む地方企業が多い中、独自の研修で若手の定着と成長を実現した同社の取り組みは、人材育成のモデルケースとして注目を集め続けそうだ。
なぜ新入社員研修が「青春18きっぷ一人旅」なの? 考案者が語った「やらされ感ゼロ」の仕掛け
隣の同僚が億万長者に? 知られざる「いつの間にか富裕層」の実態
7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「辞めたけど良い会社」 ランキング ワースト30社の特徴は?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング