ゼンリンは、今回のカードを通じて「離島への関心を高めてほしい」という思いを込めている。カードをきっかけに島の存在を知り、どんな気候や暮らしがあるのかを想像してもらう。そんな知的好奇心を刺激することが狙いだ。
ちなみに、同社が掲げる理想は「カードで知った島を訪れてもらうこと」だという。
日本には約1万4000の離島があるが、そのうち人が住んでいるのは304島である。この304という数は、以下のように算出している。
まず、離島振興法の対象となっている256島に、沖縄や奄美群島、小笠原諸島などの特別措置法の対象となっている50島を加える。さらに、一般の立ち入りが制限されている硫黄島と南鳥島の2島を除いた結果、304島となる。
今回、第1弾として70島を選定。北海道から沖縄まで全国に分布するよう配慮し、レア度のバランスも考慮して絞り込んだ。304の島を一気に発売しなかったのは、コンプリートの難易度を下げると同時に、第2弾以降の展開を視野に入れた判断でもあった。
島に住む人口の少なさをレア度に採用した理由は、人口が少なければその島に接する機会も少なくなり、文字通り「レア」な存在になるからだ。
加えて、304島のうち人口1桁の島は約10%であり、レアカードの比率としても適切だったという理由もある。
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