好調なスタートを切った一方で、課題も見えている。現在の販売チャネルは自社が運営する九州の4店舗と、オンラインショップに限られている。この課題に対応するため、ゼンリンは販路拡大にも乗り出した。
まずは、地図と親和性の高い店舗として、地理系のブックカフェ「空想地図」での取り扱いが始まる予定だ。
今後は、こうした店を起点に、さらに販路を広げていく予定である。担当の高橋さんは「友人同士で開封を楽しんだり、かぶったカードを交換したりと、トレカならではの楽しみ方も広げていきたい」と話している。
全体で304ある有人離島のうち、今回カードになったのは70島だけ。まだ234島が残っており、第2弾以降の準備も進められている。さらに、今後は有人離島以外のテーマでも、シリーズとして展開していくことも考えているという。
カードがきっかけとなって島に興味を持つ人が増え、実際に足を運ぶ人が出てくれば、地域の活性化にもつながるはずだ。1枚のカードが、新しい島との出会いを生み出すかもしれない。
「47都道府県ピンバッジ」が人気 なぜ「群馬県」が断トツに売れたのか
サザエさんの家の価値は? 昭和と令和の“間取り”が示す時代の変化
「年収700万円」の人が住んでいるところ データを分析して分かってきた
「廃虚アウトレット」の乱立、なぜ起こる? 絶好調なモールの裏で、二極化が進むワケ
「イオンモール」10年後はどうなる? 空き店舗が増える中で、気になる「3つ」の新モールCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング