推し活市場に新たなジャンルが加わるかもしれない――。地図の調査・制作を手がけるゼンリン(福岡県北九州市)が、日本全国の「有人離島」をテーマにしたトレーディングカードを発売した。その名は「Map Design GALLERY CARD/有人離島」。7月18日に発売したところ、オンライン限定のコンプリートBOXは即日完売となるなど、話題を呼んでいる。
同商品は1パック7枚入り550円で、第1弾では全国304の有人離島のうち70島を収録。レア度は島の人口に応じて設定している。人口1〜9人の島(10種)が最高レア度の「R(レア)カード」、10〜99人の島(20種)が「U(アンコモン)カード」、100人以上の島(40種)が「C(コモン)カード」だ。
地図大手のゼンリンがトレーディングカード市場に参入したのは、市場の拡大が背景にある。日本玩具協会によると、国内のカードゲーム・トレカ市場は、2024年に3000億円規模に成長している。「ポケモン」や「遊戯王」など定番商品のほか、マンホールやダムなどをテーマにした変わり種も人気を集めている。
同社は地図をデザインした文具や雑貨を販売する「Map Design GALLERY」を運営しており、トレカもその一環として企画。2024年11月から約7カ月の開発期間を経て発売に至った。
商品企画を担当した高橋圭佑さんは「後発として参入するなら、ゼンリンが持つ精度の高い地図データという強みを生かしたコンテンツをつくりたかった」と説明する。
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