パートナーマーケティングとは、自社の製品やサービスを販売、推進するために、他の企業のネットワークやリソースを活用するマーケティング手法のことを指す。日本でもSaaSや製造業を中心に導入事例が広がりを見せる。
パートナーマーケティングを進める上で日本企業はどのような課題を抱えているのか。パートナープロップ(東京都千代田区)が調査を実施した。
パートナービジネスを進める上で直面している課題については、「パートナーごとのスキルや理解度の差が大きい」「パートナーのモチベーションを維持・向上する仕組みがない」が多く、それぞれ34%に上った。
約70%が「パートナーマーケティングには一定以上の価値がある」と回答。一方で、予算について「増加させる」とした人は24%にとどまった。
海外調査においては予算増額意向は62%に達する結果に。日本では、重要性を理解しながらも投資や施策実行に踏み切れていない実態が浮き彫りとなった。
パートナーマーケティングの具体的な取り組みとして、「パートナーとの共同マーケティング」(セミナーなど)、「パートナーの育成コンテンツの整備」については、約6割の企業が一度は実施した経験があるとした。いずれも比較的コストを抑えて実行できる活動が目立つ結果となった。
調査は8月にインターネットで実施。パートナービジネスを実施している企業のビジネスパーソン355人から回答を得た。
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